DAITO KASEI

SUSTAINABILITY

サクランの研究で水の豊かさを守る

 

 

 

 

 

肌に保湿効果を付与するためにスキンケア化粧品によく用いられる「ヒアルロン酸」。
そのヒアルロン酸の約5倍も水をかかえこむことのできる成分「サクラン」をご存知でしょうか?

 

 

 

「ヒアルロン酸」は合成物質ですが、「サクラン」は天然由来の成分です。

天然由来の保湿効果のある成分はほかにもいくつか存在しますが、

中でも「サクラン」はスキンケア化粧品の成分として多くの可能性を秘めた特別な存在。

というのは、「サクラン」は阿蘇山麓のかぎられた清らかな湧水でしか生育できない「スイゼンジノリ」にしか存在しない成分です。

 

 

 

 

サクランとは

 

 

「スイゼンジノリ」は何百年の昔から地元の人々が食用としていたもので、なぜか人々はこれを食すると健康をたもてるといういいつたえがありました。江戸時代には将軍へも献上された食べ物でした。

 

熊本県の水前寺公園近くの江津湖では1990年ごろまでは日常的に見られたものです。しかし近年、ダム建設や生活用水の河川への流入により、阿蘇山麓の湧水の減少水質の悪化が原因となり、「スイゼンジノリ」の生育が、極端に減少し、現在では熊本県と福岡県のかぎられた河川、湧水にしか見られなくなり、日本国内の絶滅危惧種に指定されています。

 

 

 

 

 

 

 

一方、「スイゼンジノリ」を守りその有効性を活用するため、2007年に初めて北陸先端大学にて「サクラン」が「スイゼンジノリ」から抽出されました。「サクラン」はたった1gで約6Lもの水を抱えることができるため、肌にうるおいを与える保湿剤としての役割だけでなく、その特徴的な分子構造により、肌に塗布すると、肌の上に皮膜を作り、様々な外的化学物質、例えばたばこの煙、自動車の排気ガス、PM2.5、から肌を保護する役割をはたし、特にこれらの化学物質に影響されやすい、敏感肌を守るような特性をスキンケア化粧品に付与することが可能になります。

 

 

 

 

 

最近では、様々な大学研究において「サクラン」が、様々なアレルギー症状(肌でいえばアトピー性皮膚炎など)に効果があるのではないかという研究もなされています。「サクラン」は天然由来で非常に特異な分子構造をとるため、これを人工的に合成することは現状不可能です。

さらに人工的に「スイゼンジノリ」を養殖することも考えられますが、現状では非常に困難です。このため、「サクラン」をスキンケア化粧品として広く使用していただくためには、「スイゼンジノリ」をできるだけ多く生育させなければなりません。

 

 

 

結論として、阿蘇山麓の清らかな湧水がふんだんに得られるよう「スイゼンジノリ」が生育していた自然の状態にもどすことが不可欠です。

「サクラン」を使用していただくことが、自然環境をもとにもどす作用に直結するわけです。

すなわち、「サクラン」を使っていただくことは、おのずから自然環境負荷の低減にも寄与するということになります。

私たちは、「スイゼンジノリ」の生育ができる環境を増やす努力も地元の方々を一緒に行っています。

このすばらしい特性をもった「サクラン」をもっと多くの人々に知っていただき、使っていただき「スイゼンジノリ」が普通に生育できる清らかな湧水が豊富に享受できる自然環境にもどしていく活動につなげたいと考えています。